鼻炎
鼻炎の原因は、風邪・アレルギー・ハウスダストなどなど
たくさんありますが「鼻水がたくさんでる」「とまらない」
といった症状は日常生活にもかなり支障となります。
下を向けないだけでなく、ぼんやりして思考力がまとまらない
といった症状がでれば、仕事や勉強にも集中できなくなります。
しかし、この鼻水も、アレルギーであれば過剰な反応ですが
風邪などの鼻水は、ウイルスと戦った白血球の死がいですので
むやみにとめればいいといったものではありません。
そもそも、顔面は一枚のつながった骨でなく、小さな骨が複雑に
かみあい構成されています。
特に鼻のまわりには副鼻腔といって複雑な空洞が多く
そのため、その空洞で細菌も繁殖しやすく膿もたまりやすくなります。
そして、構造的に膿が排出されにくい形になっていますので
炎症がおこると治りにくくやっかいな場所といえます。
なるべく、早めに炎症を押さえ、充血を取り炎症が慢性化するのを
防ぎます。また、顔に血が集まってきて、首肩などの周囲にもコリなど
違和感をともなう場合が多いのであわせて治療していく形になります。
鼻水は、無色でさらさらのものから、色付きで粘り気のあるものなど
性状はさまざまですが、これが、細菌感染の有無などの鑑別にもなります。
色付きの鼻水が治らない場合などは、ほおっておかずに、相談されることを
おすすめします。